トップ > インサイツ > 40代のおじさん公務員が独立起業するまでの話。嫁ブロックを破るには。

40代のおじさん公務員が独立起業するまでの話。嫁ブロックを破るには。

40代のおじさん公務員が独立起業するまでの話。嫁ブロックを破るには。

うちの妻があえて「嫁ブロック」した理由

先日、嫁ブロックにあって起業できない人がいっぱいいるって話を聞いたんですが、嫁ブロックで断念するなら起業とかしない方がいいと思います。

僕も最初に独立しようと思った時には妻に

辞めても本当に大丈夫なの?

と問われました(公務員を退職する前年の2月のことです)。

その時、冷静に考えると確かにすぐに独立するには不安があることに気づき、こう答えました。

「わかった。一年かけて準備する。具体的な目標として2つの目標を立てるよ。

東京に行く機会を増やして見込み顧客となる企業の方と積極的なリレーション形成を図る。

登壇機会メディア露出を増やして個人のプレゼンスをあげる。

この2つの目標が十分に仕上がって準備ができたと思ったらもう一度相談させて

そのあと組織の中で良いこともたくさんあり、辞めようと思っていたことも一瞬忘れていましたが、そのあとあるきっかけがあり、やはりやめた方がよいのかな…という意識が喉をついて

「そろそろ辞めようかな」

と呟くにいたりました。

 

そのつぶやきを聞いた時の妻の一言、それは意外なものでした。

「ワクワクするね!!」

僕のつぶやきを聞いた妻は開口一番、飛び切りの笑顔とともにこう言ってくれたのです!!(この時のことは思い出すだけで今でも100%泣ける)。

このとき、妻は

「この人は公務員やってるより自分のやりたいことをやった方が絶対イキイキするし、本人の精神衛生を考えてもそっちの方がいい。それにちゃんと自分で決めたことはやり抜くだろうし、そこそこは稼ぎももするだろう。それに独立したらそんなにたくさん仕事は来ないだろうから、家にいる時間も増えるだろうし…」

という判断があったんで賛成してくれたんだと思う(ちゃんと聞いたことはないけど)。

上にあげた二つの目標も、①の方は経産省の委員をやったことで7回も東京に行く機会ができ、かなりの成果を上げていたし、②の方も様々なイベントに招かれて登壇するようになり、その年の年末には週刊ダイヤモンドにも載れたので目に見えてステージが上がってることは妻にもわかっていたと思います。

 

嫁ブロックを破るのに必要な2つの「力」

話は変わるけど、日本でも最大級(と僕が思っている)のスタートアップコミュニティ、スターバーストを運営するプロトスターの栗島 祐介さんに以前見せてもらったシリコンバレーの起業家の資料にこういうのが書いてあった。

「起業家の49%は精神に問題を抱えている。なぜなら起業家はプレッシャーきついし休みないし心配事だらけだから。 それでもなお、めちゃくちゃやりたいことがあって起業せずにいる方が精神衛生上良くない…って人もたまにいる。そういう人は起業したらいいし、そういう人じゃないともたないよ」

って。

嫁ブロックされる、しかもそのブロックが破れない、理解が得られないなんてのは奥さんから見ると

「こいつ起業とか言ってはしゃいどるな…」

程度にしか思われてないからだと思うんですよね。 (もちろん、奥さんの無理解が度を越してる場合もあると思うし、ケースバイケースだとは思いますんで、一概には言えないんですがね。でもそれはそれで「まわりのひとを巻き込む力」、「まわりの人を応援する気にさせる力」を養う場だと思って自分を鍛える気になれれば…とも思います。)

僕は理解ある妻に恵まれ幸運だったとは思いますが、

「この人が起業せずにこのままいたら、何か深刻な病気になってしまうのでは…」

と思わせるくらいの本気さや深刻さがあれば、きっと普通の奥さんなら

「そんなにやりたいことあるならやったらええやん」

とほだされるんじゃないかと思うんですがねえ…

といいつつ、今日も家族(特に妻に)感謝しつつ仕事に励む日々でございます。

あ、妻の誤算があるとすれば、想像以上に僕にたくさん仕事が来て、公務員の頃以上に忙しくなり、さらには日本中に出張しまくって家を空けることが増えていることでしょうか。

それでも、そのことについて妻から文句を言われたことはありません。

フルタイムの仕事をしながら僕がいない間の家を守り、家事に育児にと頑張ってくれている妻にさらに頭が上がらなくなったのはいうまでもありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加