トップ > インサイツ > フィラメント2017年新規事業総まとめ!!「フィラメントが今年何やってたか」が今明らかに!!

フィラメント2017年新規事業総まとめ!!「フィラメントが今年何やってたか」が今明らかに!!

フィラメント2017年新規事業総まとめ!!「フィラメントが今年何やってたか」が今明らかに!!

激動の2017年

激動の2017年が終わろうとしています。
今年は本当に色々あった。
友人たちの転職もめちゃくちゃ多かった。
自分としても会社としてもいろんなチャレンジをした。
その結果、めちゃくちゃ忙しかったけど、実りも多かった。
お金的な儲けはそこそこだけど「世の中を良くする仕事をしている」実感はとても多かった。

起業して三年目に突入した今年。
70%以上の会社が起業後3年以内に倒産するそうですが、フィラメントは順調に成長してきています。
起業時から資本金は89(ハック)円。
とにかくスタート時点が小さい会社なので、まあどうやったって成長しかないわけですが、それにしてもいろんなことやったんですよ。
 

 

既存事業のブラッシュアップ

去年(2016年)までは大きく分けてハッカソン・アイデアソンの企画運営というイベント事業と新規事業部向けの企業コンサル事業の二つを柱としていました。
去年までのスタイルだと僕が常にキャッシュポイントにならざるを得ず、組織としてビジネスを進める形を作りにくかった。
なので既存業務については、可能な限り細かく因数分解して僕がどうしても必要な部分とそうでもない部分とに分離していきました。
その結果、イベントは僕がいなくてもかなりの部分がチームの仕事として回るようになりました。
これはハッカソン芸人こと羽渕さん(以下、弊社のメンバーにも「さん」付けしいますが、僕の性格上、呼び捨てにするのがなんとなく嫌なのでそうしています。気にせず読んでください。)がリーダーとして他の社員や外部のサポーターとともにプロジェクトを回す仕組みを構築してくれたおかげ。

これは本当にありがたかった。
企業コンサル事業の方は来年度から人員増強することによって対応する予定ですし、それに加えて今年はパイロットスタディ的にいくつか新たなチャレンジもできた。
特にスモールに有識者を集めて新規事業のアイデア出しを数回行い、それらの成果をレビューしてフォーカスポイントを見極めるという「ガチの事業創出アイデアセッション」は参加している社員のオーナーマインド涵養、モチベーション向上、チーム連携力育成など、ビジネスアイデア以外の部分にも効果が高いことが判明。
来年以降は定番プログラム化をめざしてさらにブラッシュアップしていきたいところです。

さて、これまでもやってた既存事業領域はこんな感じですが、新たな取り組みもたくさんやりました。

以下、2017年フィラメント新規事業総括していきたいと思います!

フィラメント2017年新規事業リスト

①CES出展サポート事業

②メディア事業

③自治体共創型アクセラレーションプログラム

④復興庁事業『Fw:東北』

⑤大企業内の「チェンジエージェント」業務

どうですか?
面白そうなこといっぱいやってるでしょ?
フィラメントに入社したい人、以下、各事業について詳しく書いていくからよく読んでね(笑)!

 

 

①CES出展サポート事業

アメリカはラスベガスにて開催される世界最大規模のエレクトロニクスデバイスの見本市、それがCESです。
かつてはConsumer Electronics Show(コンシュマーエレクトロニスショー)の名のとおり、家電製品の見本市でしたがここ数年で様変わりしてスタートアップのハードウェア製品を含むIoT関連全般の巨大な展示会に生まれ変わっています。

このCES、ハードウェアスタートアップのショーケースにもなっていて、世界各国、特にフランスや中国、台湾からも多くのスタートアップが出展し、ブレイクのきっかけともなっています。
しかしながら、日本のスタートアップはCerevoなど一部の例外を除いて全くと言っていいほど存在感を示せておらず、日本人として大変悔しい思いをしておりました。
こんな状況をなんとかしたいと考えた我々は同じ思いを共有するクリエイティヴ・ヴィジョン、大広の2社と合同で、日本企業のCES出展サポート事業を開始しました。
スタートアップ向けの特別枠も設け、日本からのチャレンジャーが世界の檜舞台に出ていくことを応援する。そんな仕事です。

CESは50年もの長い歴史を持つ巨大イベントですが、これまで日本代表としての公式アカウントが立ったことはかつてなく、今回クリエイティヴ・ヴィジョンが初めて公式な日本代理店となったことで実現した企画です。
フィラメント含めて3社ともにはじめての試みながら、比較的スムーズに実行できており、年明けのCES本番が楽しみな状況となっています。

 

 

JAPAN TECH出展ブースのイメージ図

   

これは国際派のフィラメントCOO森澤さんが事業を担当してくれたおかげですが、スタートアップのコンペにあたって審査員をご快諾いただいたシャープの誇る「ロボホンの母」景井さん、日経BPの菊池さん、元ヤフー執行役員CMOにして現フィラメントCSO村上さんなど多くの皆さんのご支援のおかげでもあります。
有難や。

この事業ではお金よりも日本のため、日本の企業&スタートアップの国際的なプレゼンス強化に貢献できることがとても嬉しい。
そしてCESで今後のトレンドリサーチを行い、これを②のメディア事業とも絡めて発信したりしていきたいと思っています。

 

 

②メディア事業

フィラメントのコアバリューはなんだろう?と考えた時、それは「人」だと思うんです。
フィラメントとつながっていて応援してくれる人、価値を感じてくれる人、一緒に仕事をしたいと思ってくれる人。そうした人の中にはすごい人、面白い人がたくさんいる。
そうした方々と僕は常に雑談的ミーティングをしまくっていて、その度に大きな気づきや学びを得ている訳ですが、これは僕だけが知っておくのは勿体なさすぎる、メディアで発信して多くの方にお届けしなければ…そう言う思いが発端で始めたのがこの事業。

このために新たにリクルーティングを行い、広報・メディア担当としてさんという方に入社してもらいました。
ちなみに牧さんは元々は某大手企業にお勤めで、その固いお仕事を投げ打って入社いただいたという僕に似た経歴の持ち主です。どっかでお会いになられる機会があればよろしくお願いします。

で、そのメディア事業なんですが、ヤフー執行役員CMO(取材当時)村上臣さんやNECレノボ社長の留目真伸さん、ヤフーアカデミア学長の伊藤羊一さんなどなど多くの方と対談し、記事も発信してきました。

 

   
きっと面白い記事がたくさん出せるだろうと思ってましたが、自分で今読み返しても気づきのある良記事ばかり。
しかも副次的効果として「対談相手とめっちゃ仲良くなれる」というものもあり、留目さんとは飲み友達に、羊一さんは今や同僚に(ヤフーのお仕事については⑤で詳しく書いています)、村上臣さんはこの後、なんとフィラメントにジョインしてくださるというまさかの展開ありで、「人とのつながりを作り強める」という意味でもまさにフィラメントらしい大きな成果をもたらしたと言えると思います。
またこのメディア事業をやっているおかげもあって、これまではリファラル中心だったお仕事のご依頼も、サイト経由のものが増えてフィラメントのステージアップにポジティブな作用をもたらしてくれたと思います。
牧さんはじめ外部でサポートしてくださっているメディアチームのみなさんに感謝いたします!

 

 

③自治体共創型アクセラレーションプログラム

世の中には新規事業を生み出すためのアクセラレーションプログラムって山ほどありますが、地方自治体がやっているものは少ないと思います。
ましてや成果が出ているものはほとんどないんじゃないかな?フィラメントが2016年からお仕事をしてきた新潟県燕市。
こちらでの仕事は「新しいことにチャレンジする風土」を作ることが目的でして、1年目はまずそのために「チャレンジを楽しむコミュニティを作る」ことをめざし、アイデアソンやあるいはプロトタイピングを含むワークショップを開催しました。

いわば「みんなでやるアイデア作り、ものづくりの楽しさ」の普及啓発活動でした。そして2年目となる今年は、そこから一気に進めて「アイデアソンでチームを作り、そこからの事業化をめざす」というかなり無茶な目標を持ってアクセラレーションプログラムを実行しました。
こちらはインテル下堀さん、メディアジーンの芹澤さん、プロトスターの栗島さんという単価の高い人たちにメンターをお願いし、燕市の職員である山崎さんたちとともに地道な活動を進めていきました。

その結果、無事に2チームがデモデイで試作品のお披露目にこぎつけ、1チームはツバメの地元家電メーカーからのの製品化が、もう1チームからはクラウドファンディングでの資金集めを始めることを発表しました。

 

 


この情報がさらにメディアに乗り、また燕市ブランド向上や「新しいことにチャレンジする風土」づくりにも良い影響を与えていく-そんな風にポジティブなループを回すことができていくと思っています。

ちなみに2018年2月3日には燕市で次のTSUBAME HACKを開催します。
今回は燕市の金属加工メーカー神子島制作所さんとのコラボで溶接などの本格的な金属加工も可能なプロトタイピング&アイデアソンになります。

 

開催ごとに進化を重ねるTSUBAME HACKみたいな取組みをどんどん増やしていきたいと思っております。
 

 

④復興庁事業『Fw:東北』

この事業については本当にもう語り始めたらきりがないくらいいくらでも語れてしまいますができるだけ手短にまとめたいと思います。
復興庁の東北の被災地支援のプログラム、それが「共創力で進む東北プロジェクト」であり、その愛称が「Fw:東北」です。
こちらは被災地から解決すべき課題を10個募り、その課題をテーマとしたアイデアソンやハッカソンを被災地を含む全国で開催していくというものです。
アイデアを出して終わるのではなく、アイデア実現に向けてちゃんと予算をつけて支援するというのが、この事業の特徴です。
発災からの時間経過が進み、若い人を中心に記憶の風化も懸念されることからできるかぎり若い人の参加も巻き込みながら進めよう、そういう思いを持って、ジョイントベンチャー各社(NECソリューションイノベータ、エイチタス」とともに取り組んできました。

 
 
この事業、本当にやってよかったと思うのは、ステキな若者(高校生達)や僕よりもグッと年上のシニアの方たちと友達になれたことです。
特にこの事業に参加してくれた高校生たちが「自分の成長の機会」として捉えてくれて何度も参加してくれたことは嬉しくて仕方ない。
ある高校生は先生たちに毎日談判して遠方への参加を認めさせたという話も聞いており、思い出すだけで目頭が熱くなるばかりです。

また80歳を超えてそこからプログラミングを覚えたというシニアプログラマーの方々とも仲良くお話をさせてもらう機会にも恵まれ、そのチャレンジングスピリット、年齢に関係なく挑戦し続けることで、何歳になっても青春を継続し続けることは可能なんだと教わることができたことも自分のこれからの人生の指針になりました。

「人間の本質を一言で表すなら何か」という問いに答えるならば、それはコミュニケーションなんだと思います。
人間はコミュニケーションにより喜びも苦痛も得ていきます。
このFw:東北事業では、そのままでは出会うことがなかったひとたちの出会いの場をたくさん作り、共創イベントを通じてポジティブなコミュニケーションをどんどん加速していった。
多くの参加者たちがこれからの人生をポジティブにとらえ、自らの人生のクオリティをあげたり、自分のまわりの人たちの幸せを豊かにしていくような「善意のループ」のようなものを少しでも作ることができたんじゃないかなと思っております。

この12月末現在を言うと、全10回の共創イベントを終えて2018年3月4日に成果発表会を行う予定となっています。
今申し上げた若い友人たちやシニアプログラマーの方にもきてもらえるかもしれない。
彼らとの再会をより良いものにするためにも成果発表会、全力で頑張りたいと思います。
僕の友人たちのうち「この人には是非とも来て欲しい!」そう思っている人には招待メールをお送りしますので、その際にはどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

⑤大企業内の「チェンジエージェント」業務


日本を代表するIT企業と言って真っ先に思いつくのは多分この名前じゃないでしょうか、そう、ヤフー。
12月から期間限定ながら僕はヤフーにジョインしております。
入ってみて本当にヤフーって良い会社だなと思います。
多くの企業は変化を嫌います。それはある意味仕方ない。 企業というものはビジネスを再現性を持たせるために仕組み化して組織に浸透させ、再現し続けるものですから、基本的にスタティックで変化を嫌う。というか同じことを続けるためのものなので自らを変えることには自ずと消極的になります。
安定的に利益を出し続けるためにはその方がいいわけです。
外部の環境変化がないのであれば。

もし外部の環境が変わるのであれば、同じものを作り続けていたとしてもその価値が変動していきます。
環境変化が自社製品にとってマイナスの方向に働けば製品価値は下落していきます。
ましてや、今はすべての国がグローバルかつシームレスにつながり、インターネットやスマートフォンも普及し、テクノロジーの変化スピードも早く、昭和ののどかな時代に比べて圧倒的なスピード感を持って目まぐるしく時代=外部環境が変化していきます。
企業は元々の性質としてスタティックなものなのですが、それを「仕方ないこと」として甘んじて受け入れてしまっているだけでは環境変化の中であっという間にディスラプトされてしまうかもしれません。

外部の変化から耳を閉ざすのは経営上のリスクであり、外部環境の変化にアンテナを向け続ける人間を社内に増やしていく努力を続けることは経営者にとって重要な責務と言えます。
ヤフーの経営陣はそういうことを強く意識しており(ちゃんと聞いたわけではないけど僕から見たらそう見えるってことです。)、ヤフーのオフィスの中にLODGEという外部の方も使えるコワーキングスペースを作ったり、大阪のグランフロントのオフィスにもMINAMOというロッジに似たスペースを作ったりしています

僕がヤフーの社員となっているのもこうした活動の一環です。
詳しい勤務内容はあまり触れるべきではないと思いますので差し控えますが、ヤフー内部でオープンイノベーションや自分のキャリアについて語ったり、同僚たちとコミュニケーションすることで学ぶところも多いですし、自分の考え方も整理されていきます。




また来年度以降は厚生労働省の就業規則モデル内の副業禁止規定が緩和され、実質的なパラレルワーク元年になると言われています。
公務員からスタートアップ立上げ、そこからの大手IT企業との複業という経験を積むことでまたまた新たなスキルセットを手に入れている、成長しているという実感がありますが、この「複業による成長」という感覚もまた言語化してどんどん発信していきたいと思っています。

めっちゃ長くなってしまいましたが、以上が2017年のフィラメント新規事業の振り返りでした。
いずれも来年につなげてグロースされていく要素が多くあり、2018年の展望はこれらの実績や知見にも立脚した上で考えていきたいと思います。もちろん、また新たな仕込みも入れながら。 ということで皆さん、良いお年をお迎えください!
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加