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【軽井沢ラーニングフェスティバル】伊藤羊一さんと森和成さんに学ぶ大人数を巻き込むプロジェクトの進め方

【軽井沢ラーニングフェスティバル】伊藤羊一さんと森和成さんに学ぶ大人数を巻き込むプロジェクトの進め方

さて今回は後編です。11月1日(木)〜3日(土)に初開催される「軽井沢ラーニングフェスティバル」は、どんな学びの場になるのか、どんなフェスを目指すのか、聞いてみました。

 

楽しさに気づくための着火剤に

 

--角さんはいつから関わっているんですか?

 

角:なんか伊藤羊一さんにこんな面白いことをやるよってところから巻き込まれて、いまは集客のリーダーをやったりして、すごい学びになってます。

 

伊藤:メンバーがすごい高い信頼関係の中に成り立ってるってて、それがないとなかなかうまくいかないよね。

 

角:今回のフェスは、登壇者も一緒になって作っていくってのもすごい面白いなと思います。僕もメンバーに加えてもらってから、プロジェクトの進め方自体にすでにすごい学びがあるんですよね。みんなスキルセットが違うので、こういうことをやりましょうよって言ってもなかなか前に進んでいかない時とかあるじゃないですか。そういう時に羊一さんや森さんがコミュニケーションを取って、どんどん前に進めていくのを見ていると、ティール組織やプロジェクト単位での仕事の進め方ってこういう感じなんだなって気づきますね。

 

伊藤:結構そこは苦労した点で。やりましょうってノリだけで始まったので(笑)、 最初のコアなエンジンを回すために、森さんと結構メッセンジャーで何度もやりとりをしたよね。これを大人数でやるとわけわかんなくなっちゃうから、森さんとだけでやりとりすることにはこだわったんだよね。だからまず最初のブレストは大人数でやったけど、それから森さんと二人でしっかり詰めて、そして最初のコアができた。

 

角:二人で決めたのは、まずはコンセプトですか?

 

伊藤:そう。コンセプトを固めて、サイトも作ってようやく人に言えるかなってタイミングで、分科会形式にして進め始めた。そうしたら、そこからはみんなで勝手に合意形成して進んでいくようになって、いまはいい感じになってる。

 

森:コミュニティ形成していく上で一番大事なのって、アイデンティティなんです。だから一番最初にミッションとビジョンを決めたんですよ。そうすると自走する組織になっていく。みなまであーせいこーせいっていうから、自走しなくなっちゃう。アイデンティティをビシッと定めてそこに共感する人が集まってくれば、 これやったら面白いよねって、自走していく。

 

角:ほんとに、そういうのが学びになります。

 

(CEOの角勝もコンテンツを提供! 「おもしろがり力」は、作れる!)

 

森:直近でも食のプロジェクトって、バーベキューで肉を焼くだけじゃ面白くないから、食事について学べる場にしたらいいんじゃない?って。

 

伊藤:なんか既に普通のバーベキューじゃなくなってますよね。油断してると闇鍋になりかねない。

 

森:羊一さんはなんか、闇鍋にトラウマがあるよね(笑)。

 

伊藤:全然食べれないものを入れられた経験があって(笑)。

 

森:闇鍋もギブの形なので、他人に嫌がられるものはさすがに入れない。大人がみんなで美味しい闇鍋を作ろうよっていう、ギブ・アンド・ファンの闇鍋って面白いと思うよ。

 

伊藤:ネーミングが良くないのかな。 ギブ鍋ならいいんだけど(笑)。

 

森:まあ、食もそういう感じで、チームごとに作ったものを、お互いのチームでギブしあうっていう。料理の鉄人パターンになるかもだよね。

 

伊藤:だからラーニング っていいながら、ラーニングを学びに来てるんじゃなくて、自分で自分の人生をリードしていくみたいなことを体験してほしい。ギブすることで、楽しんでほしい。仕事も楽しいし、ラーニングしたのも楽しいし、仲間と会ったのも楽しいし、生きるって言うのは楽しいし、働くっていうのは楽しいんだなっていうのを、自分で気づくための着火剤になればいいかなと思うね。

 

(子供時代を思い出すテントでの一日。寝泊まりした仲間たちと強い絆が生まれそう)

 

大事なのはやり続けること

 

角:羊一さんは価値観の戦いだって話を前回していましたけど、関西でラーニングフェスの話をすると、行きたいんだけど仕事があってねっていわれることが多いんですよ。それってそもそもどやねんって思うわけです。

 

伊藤:だからたぶん5年ぐらいやり続けるってことだと思うよね。初回に行った人たちがあれ最高だったよっていえば、じゃあ自分も来年は休み取って行くかとか出張で来ようかとか考えるよね。家族も連れてきていいんだとかね。最初は人が来なかったとしても、そういう形で広がっていけば。

 

森:この2人で話しているから、500人以上集まったらどうしよう、としか考えてなかったんだけどね(笑)。コミュニティを形成していくってそんなに簡単に作られていくものじゃないから、アイデンティティに共感してくれる人がいるから、いいコミュニティになっていくんだと思うんです。もしかしたら初回来場するのは100人ぐらいかもしれないけれど、その人たちがコアになっていけばいい。だし、入口はほんとにファンでいいんだけど、帰る時にはいやすごいフェスだった、と。5年後にいやー、あのフェスの初回におれは行って、あれば一番の人生のブレークスルーだったって思ってくれる人が増えたらいいな。

 

角:フジロックフェスティバルの初回みたいですね。

 

伊藤:そう、フジロックの初回は、台風が来て伝説になりました、と。そしていまに続いている。ちなみに1987年に熊本で開催された「ビートチャイルド」という音楽フェスもあって、あれも同じくどしゃ降りだったんたけど、一回で終わってるんですよね。それはジェームズ・ディーンみたいなタイプの伝説になったんだけど、僕らはフジロックのような伝説になりたいね。

 

角:フジロックはずっとやり続けることで文化になったじゃないですか。アウトドアブームともつながって。このフェスもやり続けることで「学び」を文化にできればいいと思うんです。

 

森:ちなみに「NIKKEIプラス1」の音楽フェスランキングだと、フジロックは2位で、1位は「ニューアコースティックキャンプ」なんですよ。主催しているブラフマンのTOSHI-LOWとバンドをやっているパーカッションのKAKUEIさんも、今回のラーニングフェスに来てくれるんです。だから普通のビジネス・パーソン向けの場づくりをやっている人とは違う人たち、音楽家や書家とか、そこからも学べることは多いはず。

 

KAKUEIさんによる打楽器のワークショップも。子どもと参加するのも楽しそう!)

 

伊藤:だからラーニングっていうよりも、人と人が触れ合う場所なのかもしれないね。キャラ立っている人がコンテンツを提供します、そこに人々が呼応するみたいなイメージで、ギブしあう場。

 

コンテンツの提供だけが「ギブ」ではない

 

森:昔は物々交換の社会だったわけです。 この魚を一週間後に北海道で食べたいけど、いま交換したら腐って食べられなくなっちゃう、そこで生み出された最高のツールが「お金」なんですよね。持ち運びが容易だし腐らないし、時間的・空間的余裕を作ってくれたのがお金であって。だからお金は目的ではなくて人生を豊かにするための一つのツールをゲットできるにすぎないんだけど、お金を稼ぐのが目的ですみたいにいう人が結構いるよね。

 

伊藤:そこをやりたいんだよな。オムロンの創業者の方(立石一真氏)で僕の好きな言葉があって。「お金や利益は大事や、それは空気みたいなもんや、と。空気がなかったら死んでしまうけど、みんな息するためだけに生きとるんと違うやろ」みたいな内容だった。生きるってことは本来楽しいことで、楽しいことをやってるうちに気がついたらお金が貯まってるって流れが本来だよ。 生きる幸せを感じるっていうのは、このフェスでもすごくこだわっている。

 

森:金は天下の回りものっていいますけど、幸せこそが天下の回りもんなんですよね。ギブした分だけ、めぐりめぐって返ってくるもんだと思うんですよ。別に返ってくるのをあてにするもんでもなくて。だからこのフェスでのギブは自分がコンテンツを提供するってだけではなくて、一生懸命ゴミ拾いますとか、トイレ磨きます、肉焼きますとか、そういうので全然いいんです。

 

角:僕がメンバーとして参加している学びやギブでいうと、役割を任されてる以上はちゃんとやんなきゃなというのはあるし、メンバーはみんなそう思ってると思う。だれかががんばっているのを見ると、おれもがんばんなきゃなという気持ちになる。マニュアルもないから、そっからつくっていくのはすごい面白い。

 

--じゃあ最後に軽井沢ラーニングフェスティバルに来る人、参加検討中の方にメッセージを!

 

森:いますぐじゃない、10年後になるかもしれないけど、あの場にいた体験が自分の転機、ブレイクスルーになったっていう瞬間に必ずなると思っているので、ぜひ足を運んでもらいたいと思う。来なきゃ損だと思いますよ。

 

伊藤:いま企画してる側がみんなで楽しもうぜという思いでやってます。しかも軽井沢しかもライジングフィールドっていうすごい素敵な場所でみんなで楽しめる。ラーニングに来るって言うよりもそういうフラットな場を楽しみに来てくれたらいいなと思いますね。イコール、フェスだ、と。

 

角:学びが最大化される瞬間って、 自分が何かを相手にギブをした時だと思う。絶対そこで感謝されるから。このフェスはそういう人たちが集まってくるので、ギブを交わした数だけ、学びが大きくなるし、ハピネスが大きくなるんです。だから3日間いたらひと回りもふた回りも人間がでかくなる、大きな学びとハピネスが得られる場所になります。なので、でかくなりたい人にぜひ来てもらいたいなと思います。

 

(11月初旬の軽井沢の気温は最高13℃〜最低1℃だそうです。服装編を参考に、備えもしっかりと!)

 

◼️軽井沢ラーニングフェスティバル

日時 : 2018年11月1日(木)〜3日(土)
場所 : 長野県北佐久郡 軽井沢町大字長倉2129 ライジング・フィールド軽井沢

 

https://learning-fest.jp/

https://karuizawa-learning-fest.peatix.com/

 

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