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20年間の公務員生活を終えて起業したCEO角です。
皆さん、「サムライ」ときいてどんな人物を連想します?
映画や小説の世界では 巨大な敵に果敢に立ち向かう戦士?
勝ち目のない戦いにもあきらめずに立ち向かう勇者?
でも現代に当てはめると「侍=公務員」なんですよね。
僕らがイメージするサムライってほぼ江戸時代の役人のことじゃないですか?
で、公務員のことはみんな叩くこと多いけど、サムライのことはもちあげて理想化してる文化があるのが元役人としてはどうにも解せないわけです。
サムライなんて武器も携帯していて何かあればそれを脅しに使ったり「切捨て御免」なんて制度もあったりして、今の役人よりもよっぽどたちが悪いと思うんですがそんなサムライを持ち上げて、役人をこき下ろす文化反対!!
あ、話がそれました。
それが言いたいわけじゃなかった。
多くの方がサムライをかっこよく感じるのは「戦う姿勢」がシンボリックにビジュアライズされてるからだと思います。
なにか大きな敵と戦ってる感じがするものに共感し、応援したくなる。
その感じわかります。
では、現在の公務員にそういう戦う姿勢がある人はいないのかというと決してそうではないわけです。
そんな「現代のサムライ」的な方々と昨日はイベントをしてまいりました。
みなさんにもう一度質問です。
財務省の官僚って聞いてどんな人を思い浮かべます?
アタマが硬くて上から目線で、金勘定に厳しくて、新しいチャレンジを絶対許さない。そんな人を思い浮かべてませんか?
僕もそうでした。
去年、11月にに開催したQUM BLOCSというイベントで財務省の官僚に実際に会うまでは。
去年開催したQUM BLOCSは地方でのビジネス創出をテーマにフィラメント主催で大阪手開催したイベントだったのですが、なんとそこにわざわざ東京から財務省のエリート官僚である小林剛也さんという方が、近畿財務局(是国にある財務省の出先機関の関西支所です)のメンバーとともにお越しいただいたんですよ。
その出会いから、水面下でのディスカッションが始まりました。
日本ってバブル崩壊後の30年で「良くなってる」と感じている人は少ないと思います。
平均給与は減るし、人口は減少するし、高齢者は増えるし、介護と医療の予算は増える一方だし、世界の中での日本企業の存在感は薄らぐし…マイナスの要因の方が目立つ…そう思っている人が多いんじゃないかと。
そんな危機感をもって今の日本を見ているのは一般人だけではないわけですよ。
財務省の人たちも(あたりまえっちゃああたりまえですが)危機感を持っていたんです。
そして、自分にできないことはないか? 自分たちにもこの流れを変えることはできないか? そう思っているのが、コミュニケーションをとるうちに伝わってきました。
そして、そんな危機感をベースとした彼らのたくらみに協力することに。
財務省の官僚たちが企んでいたのは、(僕にとっては)意外にも地方創生の促進でした。
地方でお金を回し新たな価値や事業が生まれるエコシステムを作る。
それが彼らが「やらねばならない」と考えていることでした。
そしてその起爆剤となるようなイベントを開催するのに協力してほしい…と要請がありました。
元地方公務員として(しかも現役地方公務員を妻に持つ夫としても)、これにはぜひ協力したい!!
一も二もなく賛同し、微力ながら応援させていただきました。
ご協力はしましたが、このイベントを作ったのは僕ではなく「現代のサムライ」である官僚の方々(+経団連)です。
彼らの危機感や日本を立て直そうという意識が、 伊勢谷 友介さんや、 足立 光さんなど、多くの賛同者を集め、今回のイベントを成立・成功させたのだと思います。
イベントの名前は「エンジン(縁と人、円陣、円と人)と言いまして(発案者オレオレ案件)、地方のビジネス創出のエンジン足りえるキーパーソンを400人集めたイベントとなりました。
ここで、僕はパネルセッションの一つをモデレートさせていただき、パネリストの方々の活動の意義とそのキーポイントをお伝えさせていただきました。
自分で言うのもなんですが、すごく盛り上がったと思います。
その盛り上がりの様子は近いうちにフィラメントメディアの記事として書かせていただく予定です!!
お楽しみに!!
エンジン!日本のミライと出会う場所(シンポジウム&ミートアップイベント)
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