トップ > インサイツ > 妄想事業構想⑦ ハイパーリモコン

妄想事業構想⑦ ハイパーリモコン

妄想事業構想⑦ ハイパーリモコン

突然ですけど、あなたのご家庭にリモコンって何台あります?
うちのリビングのリモコンを数えてみたところ、13個もありました。
内訳は以下のとおり

テレビ
HDDレコーダー
AVアンプ(2台)
CDプレーヤー
AppleTV
Amazon Fire TV
プレイステーション3
プロジェクター
エアコン
シーリングファン(2台)

未だ物欲にまみれた40代家電マニアなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、リビングだけでこの数はあまりに多いと我ながら思います。
できることならリモコンなしで生活したい、そう思うのですが、なかなか丁度いいソリューションにめぐり合えていません。

一番良い線いってるのはスマートリモコンという解決法。
中でも洗練されているのはSONYの新規事業チームが開発しているHUIS(ハウスと読む)というスマートリモコンです。
こちらは色々なリモコンのうちの必要な機能だけをボタン表示でき、しかもボタン配置も自分でデザインできて、バッテリーの持ちも良いという優れもの。

huis11
SONYの誇る最新スマートリモコン"HUIS"
https://first-flight.sony.com/pj/2/HUIS%20REMOTE%20CONTROLLER

ですが、もう一声欲しい。
僕はリモコンを一つにまとめたいのではなく、リモコンをなくしたいし、操作する時間を節約したいんですよ。

なので、リビングからリモコンをどうやってなくすかを真剣に考えてみました。
そのためにまず、リモコンでの操作とはどういうことをやっているのか、要素を分解してみますと、
①リモコンを探す
②リモコンを操作対象の機器に向ける
③ボタンを探す
④ボタンを押す
⑤押したボタンに該当する機能の実現(フィードバック)
という流れで進んでます。

この一連の流れの中で、面倒なのは①のリモコンを探す部分と③のボタンを探すところです。
また、①の前段階として「大量のリモコンがリビングの卓上を占有している」ということも解決すべき課題。

リモコンなしで各機器が操作できれば、そういった課題が全て解消できます。

では、どうするか?
解決のために二つの技術を併用します。
それはカメラあるいは赤外線カメラによる視線推定技術と音声認識によるボイスコントロールです。

ボイスコントロールは皆さんまず最初に思いつくと思うのですが、それだけだとうまくいきません。なぜなら、いちいち機器を特定して発話しなければならないからです。「テレビ、電源オン」と言うより、「電源オン」というだけの方が断然自然だし楽です。

視線推定を使うと、対象の機器を見つめることで②の機器特定を行うことができるので、発話の語数を減らすことができます。そもそもリモコン使う時にはその対象物を見つめるということは無意識に行っているわけで、追加で何かやらなくちゃいけないという意識を持たずに行えます。

また、音声だと複雑な操作はできないと思われるかもですが、視覚的なUIと併用すれば、どんな操作でも可能になるはず。そのUIの設計をどうするか、どこに表示させるかという問題が出てきますが、これはプロジェクターだと思ってます。

まだ今はリアリティがないと思われるかも知れませんが、プロジェクターの高機能化と低価格化が進めば、エアコンでもなんでもリモコンの代わりにプロジェクターで表示されるグラフィカルUIを見ながら音声操作するのが当たり前になる時代が来るんじゃないか…そう思っています。

そして、こうなるだろうと思っている理由はもう一つあります。

それはメーカー側の理由です。
メーカーはみんな、消費者の家の中を覗きたいと思っているからです。でもプライバシーとかいろんな理由で自社製品にカメラを付けて消費者の生活を監視するようなことはしづらい。カメラをつける理由がいるんです。
でもリモコンの代わりですよ、と言えばその理由になるし、メーカーが取りたい情報も視線とその時どこにいるのか、それくらいで十分です。
この情報をもとにメーカーはデータベースを構築することができ、そこから今まで知ることのできなかった様々な消費実態が明らかになるでしょう。まさにIoTど真ん中です。

いかがでしょう?
そうなるような気がしてきたでしょ?
アマゾンのエコーよりも可能性あると思いますよ。

Alexa
アマゾンのEchoはこちら。いちいち起動のたびに「アレクサ!」とかいわなくちゃいけないのは面倒じゃないですか?
http://japanese.engadget.com/2014/11/06/echo/

ユーザのニーズとメーカーの都合が合致する時、それは実現可能性が飛躍的に高まります。
あとは誰がどの製品からやるのが得策か…という話ですが、そこはまた別の機会に書きたいと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加