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公務員の考え方。その二つの軸。そして公務員との新たな関わり方

公務員の考え方。その二つの軸。そして公務員との新たな関わり方

公務員にとって大事な軸は2つあると思います。
そのうちの一つは「税金を守る」という考え方。

公務員の仕事は端的に言えば「税金をもめごとなく使うこと」なんです。
それがアルパにしてオメガ。すべてなんです。

そこからすると「税金を守る」ということはとても大事なことです。
なので、民間企業の人がくると「税金を使わせるための営業かもしれない…。」と思って、ものすごく構えて話を聞きます(笑)
僕自身もそうでした。

そういう感じなので、公務員の人にいきなり物を売りつけようとしたり営業しにいったりするのは逆効果な場合が多いです。

基本、商売的ななんやかやを超越した個人の信頼関係がないと心を開いてくれません。
なのでまずは、個人としての信頼関係を構築していかなければなりません。

公務員としてもう一つ大事なのは「どうやって税金を効率的に使うか」という視点。
税金はためておくために集められるわけではない。使うために集められてるんです。
税金を使うことにより公益を最大化する(だからこそ文句が言われないという状態になっている)ということが最高の公務員の在り方だと思います。

それを実現しようと思えば公務員は最大限、社会にアンテナを広げておかねばならないし、去年と同じやり方でやろうと思っていてはいかんはずなんです。
でも「税金の効率の最大化」に思いをいたす公務員はなかなか少ない。

「税金を守ること」は比較的簡単なんですが「税金の効率性を高めること」は難しい。
でもこれからの公務員はそれができなければだめだと思います。

この先続く人口減少社会では自治体間の競争が激しくなります。
つまり人口の取り合い。
その結果、今までと同じ「税金を守る」だけの公務員ばかりの自治体はどんどん消滅していくと思います。

これからは公務員にとっても民間のよい考えを取り込み、税金を効率的に使うことが重要。
そうしなければ都市間競争に打ち勝っていくことができないからです。

民間企業と同じく公務員にとっても積極的にゲインをとる考え方が大事になると思います。
公務員相手の商売をしている民間企業の人たちはそういう公務員を見つけて仲良くなって彼らを助けてあげてほしい。

もう一度言いますが、そういう人たちと付き合う民間企業の人は儲けようと思っちゃだめですよ。
公務員の悩みを聞いてあげてニーズを聞き出すことにエネルギーを注ぐべきだと思います。

もともと、民間企業の人にとって、そういう「悩みを聞く」的なことって営業部門の仕事だったと思うのですが、これからは営業ではなくてその専門の人が必要だと思います。
広いエリアを回り、自治体職員の悩みを聞きまくることで自治体の課題のデータベースを作っていく。
そうすれば、解決すべき課題とそれに対するソリューションの仕立て方がわかってくるはず。
そういう人になら自治体職員も心を開いて相談できる(もちろん守秘義務は守りながらですが)。
場合によっては自治体の良い考え方やアイデアを横断的につなげていったり、自治体を仲良くさせるコーディネーターの役割も果たせるかもしれません。

社内の他部署に新規事業の種となる情報を届ける。同時に自治体を横断的につなげることもできる。
自治体を横断的につなげれば(これからの人口減少社会では珍しく)より大きなビジネスを作っていくこともできるかもしれません
そんな仕事(「コネクター」といえばいいでしょうか?)が営業や開発という仕事と同じように存在する。
それが未来のパブリックセクター周辺では当たり前になってるんじゃないかと思ったりしています。

公務員と民間企業がうまくつながってパフォーマンスがあがっていく…そんな未来が来ればよいなと思っております~

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