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フィラメント設立1周年記念イベント”Framing the Flame” テーマ:Global

フィラメント設立1周年記念イベントFraming the Flame。 3本目のFlameはGlobal。テーマに合わせて全編英語での進行を海外事業担当の森澤が務めました。

パネリストはこのお三方。(タイトルは英語のものに準じます)

  • Intel / IoT Innovations Business Development Manager David Fordさん。インテル株式会社IoTイノベーションビジネス事業開発マネージャ。スタートアップ支援などに注力。20年以上の日本在住歴でかなりの日本通。
  • Expert-in-Residence / Chinaccelerator Manmeet Singhさん。エンジェル投資家で、中国最大のアクセラレーションプログラム、「Chinaccelerator」のメンター。奥様が日本人で、日本帰国時は奈良県在住。
  • Osaka Innovation Hub / Director General Masaaki Yoshikawaさん。大阪市経済戦略局 大阪イノベーションハブ理事。大阪イノベーションハブやHack Osakaなどのイベントを通じて行政の立場からイノベーション創出を推進。

 

大阪イノベーションハブ シリコンバレーツアーからの学び

各自の自己紹介のあと、大阪市の吉川さんから大阪市及び、大阪イノベーションハブの取組みついてご紹介いただきました。 そのなかでシリコンバレーツアーの言及があり、その成果については以下の様なご紹介が。 「全参加者がリアルなシリコンバレーを目の当たりにして(良い意味で)ショックを受けていました。ある学生の参加者は、カフェで自信のプレゼンテーションを練習していた時、たまたま隣に座っていた一見普通のおっさん(原文ママ)が投資を申し出たと言うのです。そんなことが普通に起きる場所。こういったショックが、企業を志す彼らには必要でした。」

続けてフォードさんが、イノベーションは常にスタートアップから生まれている点、日本経済が足踏みをしている間に息を潜めていたグローバルなビジネスのチャンスが再び開かれつつあることを指摘。

 

上海の日本人起業家はどこに?

マンミートさんは、アジア人としての傾向という視点をご自身のエピソードを交えて紹介されました。 「私の父は数年で仕事が変わり、その度にいろいろな国に移り住みました。したがって、行く先々でさまざまな国籍の人がコミュニティに属し、その中の人々が祖国以外の国でどう生活をするかを観察する機会が多くありました。あくまでも一般論ではありますが、アジア人は自らのコミュニティにとどまろうとする傾向があります。上海には数万人規模の日本人がおり、一大コミュニティを築いています。一方フラン人コミュニティの数は5-6千程度でしょう。しかしながら、投資家として会う起業家の割合はそうではない。多数のフランス人が、よいアイデアもそうでないものも含めて、それをもとに上海で起業しています。ところが数で優っているはずの日本人となると、14年間住んでいて、ただの一人もそういったリスクに賭けている起業家と会ったことがない。国そのものの人口やGDPでも優っているはずなのに。その理由は掴みきれていないが、何かが欠けていることは確かです。」

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「今日成功しているとされる日本企業は、過去のいずれかのタイミングで例外なく海外へのチャレンジをしています。トヨタ然り、東芝然り。今の経済状況下で、このグローバルマインドがさらに重要度を増しています。ある製品について開発当初から海外を市場として考えた場合と、日本でのみの販売を考えた場合とで、提供するソリューションが全く異なってくる。」 とフォードさん。

 

「Lack of hunger-飢えの欠如-」

ここで森澤が、自身のロンドンと上海での留学経験から、海外の生活の不便さについて、またそれに対して日本の生活が快適過ぎることが発想の妨げになっていることはないか?つまり不便さや問題と向き合う機会がないことが日本の若者からハングリーさを遠ざけているのではないか、との質問を投げかけました。 マンミートさんは、インドではまだ人口の30%以上が貧困の状態にあることを紹介した上で、貧しさや満たされない状態が向上心をもたらすこと、スタートアップのマインドもそこから生まれることを指摘しました。さらに彼はこう続けます。「日本の起業家は非常に面白いユニークなものを生み出し、時にはイノベーティブと呼べるものすら創り出す。しかしどこにそれを欲する市場があるのか?誰がそれを必要とするのか?という点が欠けていることが多い。」

 

英語は重要か?

最後に森澤が、グローバルへの挑戦においての英語の重要性について触れると、それぞれのパネリストから堰を切ったように意見が出てきました。 吉川さんからは、語学よりも何よりもパッションだ!と。その意味で大阪人は他の日本人に比してかなりのアドバンテージがあることを強調され、その熱の入りぶりに、マイクを置いた時には会場からは拍手が。フォードさんからは、英語にコンプレックスをもつ日本人が多いからこそ、日本人と直接話す機会が少なく、ネイティブとしてはその機会を切望している、とのありがたいお言葉で締めくくられました。

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フィラメントでは今後も様々な機会を通じてグローバルな刺激を提供していきたいと思います!今後にご期待ください。

 

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