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かんでんCSフォーラム様によるアイデアソン「家族を明るく照ラスソン」

かんでんCSフォーラム様によるアイデアソン「家族を明るく照ラスソン」

2016年10月16日(日)、大阪市のオープンイノベーションスペースThe DECKにて、「家族を幸せにするIoT(Intenet of Things)のアイデア」をテーマにアイデアソンを開催しました。その名も「家族を明るく照ラスソン」。 主催者は、関西電力株式会社 技術研究所様より委託を受けられたかんでんCSフォーラム様です。

弊社が繋がりのあるIoTスペシャリストのコミュニティ、「関西おうちハック」の方々のほか、アイデアソン未経験のごく一般的なご家庭の主婦やそのお子様にもご参加いただいて「家族の幸せ」を考えてもらいました。

まずはシャープのUXデザインスタジオ部長、佐藤氏によるインプットトーク。そもそもIoTとはどんなものかご存じない方も多い中、わかりやすくIoTについてご解説いただいたうえ「みなさんのアイデアでちょっとだけ楽しく豊かな生活を考えましょう!」とよびかけていただきました。

そのおかげで、「ささやかでも確実に日々が豊かになるだろうな」と思える、日常生活にそったアイデアが多く生まれることになります。

続いてかんでんCSフォーラムの西堀氏のインプットーク。関西電力グループの多様な事業についてご説明いただきました。「電気というものを実感できる機会はあまりなく毎月の電気代請求のときくらい。そのせいであまりいいイメージを抱かれにくい。」と(少し切なく)仰っていたのが印象的でした。このお話にインスピレーションを得て電気代の請求をプラスイメージに転じたアイデアも生まれました。

お二人のインプットトークが終わると、ハッカソン芸人ハブチンこと弊社のファシリテーター・羽渕の進行のもと、本格的にアイデアソン開始です。

「家族の幸せ」をキーワードに個人でアイデアを出していき、同じテーブルのメンバーと意見の交換を重ねながら、自分のアイデアをアイデアスケッチというシートにまとめあげていきます。

このとき、まだ小さいお子様もご自分でアイデアスケッチをかいていらっしゃいました。小1にしてなんというクリエイティブさと積極性!

こうして全員がまとめ終わると、いよいよ投票タイム。テーブルに広げられたたくさんのアイデアを見て回り、気に入ったアイデアに星をつけていきます(この手法を「ハイライト法」といいます)。

この時点で会場はかなり盛り上がっていて、それぞれ他の人のアイデアをみながらどんどん意見をかわしていきます。全員が投票を終えると全体の中でも特に星が多かった上位六人が前へ。「星○個の人!」というように挙手制で数えていたのですが途中までほぼ全員が腕をあげたままでした。全体的にレベルが高く魅力的なアイデアが多かったことがわかります。

また、「あと一人、票はたりなかったけど我こそは!私のアイデアはもっといけるぞ!という方はいらっしゃいませんか!?」という司会の声に即座に女性の手があがり、“情熱枠”が設けられることに。 ファイナリスト7人の中には先ほどの小1の子供さんもおり、まさかのダークホースに会場も驚きを隠せません。

7人が簡単に自分のアイデアの紹介を終えると、いよいよチーム決め。参加者はそれぞれ自分が気に入ったアイデアの人のもとへ向かいます。

こうしてチームを決め終わるとようやくランチタイム!頭をつかってお腹をすかせた皆さんの前に美しい彩りのごはんと迫力満点のオブジェが!今日が関電CSフォーラム様主催のイベントということで、電気ケーブルをイメージしたオブジェを用意してくださったそう。これには参加者の皆さんも大興奮でお昼ごはんが一転、撮影タイムになっていました。

お料理の説明が終わると各チームでランチに舌鼓をうちつつ、最終プレゼンにむけアイデアを練り上げていきます。 そうこうしている間に、あっという間に時間は経って最終発表のプレゼンタイムに。

どのチームも審査基準である「斬新さ・ユーザー目線・関電グループとの親和性」の三点に沿うようにアイデアをブラッシュアップしていました。このプレゼンが各チームとても個性的。アイデアソン初心者が多めのはずなのに寸劇形式での発表が多いのは関西人の血のなせる業でしょうか(笑)。本当にどのチームも面白かったです。動画を撮っていなかったのが残念…。

寸劇形式の発表だと実際のユースケースやユーザーのメリットがとてもわかりやすいのです。しかも若干シュールなユーモアをまじえた発表の連続で会場には笑いが絶えません!!

プレゼンがすべて終わるといよいよ最後に残すは結果発表。最優秀賞は………情熱枠で挙手された方のチーム!!プレゼン内容もすばらしかっただけにこれには会場全体が祝福ムードに!

最優秀賞は、家中の家電製品の情報を一元的に管理し、故障時のサポートを代行してくれる家電コンシェルジュ的なサービス、「たよれるくん」。豊富な人的リソースを持ち、すでに家庭のお困りごとのサポートサービスも行っている関西電力さんにピッタリのサービスです。 そして驚くべきはまだこれだけではありません。なんと審査員特別賞が急遽設けられたのです! しかも受賞したのはなんと…………… 小1の女の子、えなちゃん!!幾度も会場を和ませた彼女の受賞に会場全体が満面の笑みでした。「うれしかった!」とコメントするえなちゃんに皆メロメロで、文句なしの特別賞でした。

えなちゃんが考えたのはこちらアイデア。自分の遊び相手になってくれるロボット「キャミット」です。えなちゃんのチームでは彼女のアイデアをもとに大人が忙しい時にこどもの相手をしてくれて(その時の様子を録画もする)、親がこどもを寝かしつけた後に、こどもが遊んでいる様子を親が見て楽しむことができる子育てサポートロボットというアイデアに昇華させていました。ロボットに子守をさせるのではなく、親が忙しい時の負担を減らしつつタイムシフトにより子育てを楽しむ。同時に録画をモニターしてこどもの求めていることや課題を知って翌日以降の子育てに生かすこともできるという作品でした。

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もう一つ、面白かったアイデアをご紹介します。 それがこちら「はぴeメモリーサービス」。 家族の写真を自動的に記録してくれるシステムと連携しておいて電気代請求時にフォトブックを一緒に届けるというサービスです。これで電気代請求を嫌なもの・ネガティブなものから楽しいもの・待ち遠しいものに変えようというアイデア。かんでんCSの西堀氏のインプットトークから着想を得たアイデアです。審査員たちの間でも「すぐにでも実現できそう」と評判でした。

ちなみに、今回はシャープ株式会社デザイン開発センターUXデザインスタジオ部長 佐藤啓一郎氏、大和ハウス工業株式会社総合技術研究所主任研究員 吉田博之氏、関西電力株式会社お客様本部担当部長西村陽氏、株式会社かんでんCSフォーラム社長 野地小百合氏の4名の審査員によって、各チームのプレゼン終了後にアツい審査が繰り広げられました。

 

最後に、かんでんCSフォーラム取締役社長の野地氏より「どうすれば家族が幸せになれるか、をここまで真剣に考える機会は普段ないのではないでしょうか。家族を改めて思いなおす貴重な機会になれば幸いです。」というコメントでより締めくくられました。 アイデアソンはおろか、こういったイベントを未経験の主婦や子供がかなり多かった今回のイベント。その上で、どのチームの発表もかなり実現性が高くかつ斬新で今までになかったサービスや製品を提案していた点は、予想を上回る成果でした。この点は弊社のネットワークをいかして声をかけたIoTスペシャリストの皆さんがうまくニーズの具体化して下さったおかげだと思います。

弊社のデザインした企画意図の通り、母・こども・父の目線がうまく取り込まれ、リアルなユーザーニーズに基づいた発想が多く出ました。参加者みなさんがそれぞれの視点でじっくりと「家族の幸せ」を考えることができるイベントになっていたのではないでしょうか。今後さらに広がっていくであろう様々なテーマのアイデアソンにつながる、いい意味で異例のイベントとなりました。

※後日談ですが、審査員特別賞を受賞した小1の女の子えなちゃんは、今回考えたロボットの「キャミット」にその後もいろんな昨日のアイデアを追加されているそうです。楽しんでいただけたようで主催者としてもうれしい限りです。今後は親子とともに作るハッカソンとかアイデアソンを開催してみるのもいいかもですね。