人が「動けない」2つの根本原因
人間って「やらなくちゃいけない」と思っていてもなかなかできないものですよね。
なぜなのか?と理由を考えてみると、以下の2つがあるように思います。
1,本当はやりたくないから
2,やり方が不明確だから
「1,本当はやりたくないから」をさらに分解すると、
1−1,他のことと比べたら優先順位が低い
1−2,精神的または物理的コストが高い
「2,やり方が不明確だから」をさらに分解すると、
2−1,やることが抽象的すぎて具体的なタスクレベルでのto doに分解できていない
2−2,具体的なto doに分解したもののそのタスクを達成できるイメージが掴めない
となり、以下の4つのサブ要因に分解できます。
| 人が「動けない」2つの根本原因 | 根本原因を分解したもの | 状態の言語化 |
|---|---|---|
| 1,本当はやりたくない | 1−1,他のことと比べたら優先順位が低い | 「今じゃなくていい」 →優先順位の低さ |
| 1−2,精神的または物理的コストが高い | 「面倒くさい、怖い」 →コストの高さ | |
| 2,やり方が不明確 | 2−1,やることが抽象的すぎて具体的なタスクレベルでのto doに分解できていない | 「何をすればいい?」 →分解不足 |
| 2−2,具体的なto doに分解したもののそのタスクを達成できるイメージが掴めない | 「できる気がしない」 →イメージ不足 |
次は、対処法について考えていきましょう。
「やりたくない」を突破する:未来への動機付けと自己能力の拡張
「1−1,他のことと比べたら優先順位が低い」「1−2,精神的または物理的コストが高い」については「やるべき理由を明確にする」ことです。つまり、「実際にやったらどんな素晴らしいことになるか」をフューチャーオリエンテッド(未来志向)な視点でイメージを明確化するということ。より成長した自分や豊かな人生の実現したイメージを具体的に持つことで特に「1−1,他のことと比べたら優先順位が低い」は対応できるはずです。
「1−2,精神的または物理的コストが高い」に対しては、イメージの明確化に加えて、自分の基礎的な能力の底上げを図るべきでしょう。色々な人と付き合うことで様々な人の気持ちや価値観を理解できるようになり「情緒的知性」が高まりますし、様々な物事に興味を持って理解しようとすることで知識や構造理解力が高まります。
そうなってくると何かに取り組む時の精神的・物理的コストが下がっていきます。こうして能力を高める努力は「2,やり方が不明確だから」の解消にも生かされます。
「不明確さ」を解消する:実務経験の蓄積とスキル補完による実行イメージの確立
「2,やり方が不明確だから」を分解すると現れる「2−1,やることが抽象的すぎて具体的なタスクレベルでのto doに分解できていない」というのは、経験で補える場面がほとんどです。その分野での実務経験が少なければ、具体的にどうやるのかがわからなくて当然です。
なので、いろんなことをやってみる、いろんな人に話を聞いてみる、手を動かして細かいことをやってみるところから始めてみましょう。「神は細部に宿る」というのはどんな仕事にも通底することだと思います。細部の仕事をやったことがない人が全体を精緻にイメージすることはできない。細かいことをやってみてそれを理解するというのが大切です。
これを続けることで、「2−2,具体的なto doに分解したもののそのタスクを達成できるイメージが掴めない」にも対応できるようになります。具体的なタスクに分解するところまでできていて、その成功のイメージがつかないということは純粋にスキル不足であることを自己認識できているということ。あともうちょっとなのです。
なので、不足しているスキルは何かを考えてみましょう。どんなスキルを身につければできるようになるのかをまず考えて、そのスキルはどんな仕事を通じて高められるのかを考える。そしてそれを実践して勘所を掴む。そうやって「細部に宿る神」を手に入れるわけです。
| 人が「動けない」2つの根本原因 | 根本原因を分解したもの | 状態の言語化 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 1,本当はやりたくない | 1−1,他のことと比べたら優先順位が低い | 「今じゃなくていい」 →優先順位の低さ | 「実際にやったらどんな素晴らしいことになるか」をイメージする |
| 1−2,精神的または物理的コストが高い | 「面倒くさい、怖い」 →コストの高さ | 自分の基礎的な能力の底上げを図る | |
| 2,やり方が不明確 | 2−1,やることが抽象的すぎて具体的なタスクレベルでのto doに分解できていない | 「何をすればいい?」 →分解不足 | いろんなことをやってみる、いろんな人に話を聞いてみる、手を動かして細かいことをやってみる |
| 2−2,具体的なto doに分解したもののそのタスクを達成できるイメージが掴めない | 「できる気がしない」 →イメージ不足 | どんなスキルを身につければできるようになるのかを考える |
ワクワクを戦略的に積み上げる
最後にお伝えしますが、誰だってやりたくないことはやりたくないわけです。
当たり前すぎますがそうですよね?
だから、やりたくないことをやってみたいことに変える。そこがスタートラインです。
戦略という言葉は、「未来における有利な環境をどうやって整えるか」を意味します。
戦術という言葉は、「今、直面する環境にどう対応するか、その適切な対応の仕方」を意味します。
人間というものは生きている限り「オンの状態」であり、つまり、なんらかの活動(心臓は動いているし心も動いている)をしています。活動をしている以上、常に戦術レベルでどう動くかを考える必要があるんじゃないかと思います。それをどう積み重ねて戦略に繋げていくのか?それができると色々ワクワクして動けるようになると思います。

