Filament, Inc.は、 海外のデザインエージェンシーの日本での活動支援やUXコンサルティング、 プロダクト開発のデザイン支援などの分野での知識と実戦経験を数多く有するエクスペリエンスデザイナーで、株式会社シークレットラボ代表の佐藤伸哉氏を、デザイン戦略と具現化のスペシャリストとして2017年4月1日より顧問として迎え入れます。

【顧問就任の背景と目的】

現在、多くの日本企業が、 新規事業やイノベーション創出にエネルギーを注いでおります。
しかし、同一品種の大量生産による効率化により利益を得るとというスタイルで成功体験を積み上げてきた旧来の大企業の組織や意思決定プロセスは、現代の多様化する価値観の中で新たな市場形成が必要となるイノベーション創出には著しく不向きであり、企業内の変革を外部から支援する仕組みが求められております。
主に大企業や自治体を中心としてオープンイノベーションを推進するとともに、企業の組織変革をサポートする株式会社フィラメント(大阪市、代表取締役CEO:角勝、以下「Filament, Inc.」)は、このようなビジネス環境にあって、イノベーション創出支援の事業領域の強化が急務と考えております。
今回、顧問として迎え入れる株式会社シークレットラボ代表の佐藤氏は、現場主義のデザインエキスパートとして、POSSIBLE、AKQA、Razorfishといった一流のグローバルエージェンシーでの実戦経験だけでなく、ソニーのような大企業のインハウスデザインで戦略業務も経験された非常に稀有な人材です。
ソニー在籍時より参加していた米国サンフランシスコのスタートアップ Seesmic inc.には、その後ユーザーエクスペリエンスおよび日本事業担当副社長として正式に参画し、グローバルなプロダクトやサービスの開発も経験されました。直近ではボストン コンサルティンググループ(BCG)のデジタル系新規事業創造サービスの立ち上げに参加し、大企業の新規事業創出のためのエスノグラフィー手法の導入やデザイン思考を実践されました。
Androidおよびマテリアルデザインのエキスパートであり、Googleが任命するGoogle Developer Expertsの非エンジニアであるDesign Expertとしては唯一の日本人です。また、Googleのデザイン思考およびアジャイル開発プロセスであるDesign Sprintの数少ない日本人認定デザインスプリントマスターでもあります。
このたび、Filament Inc.は、このような幅広い実践経験を有する佐藤氏を顧問に迎え、これまでサポートをすることが難しかったイノベーション創出の実践的なプログラムを提供して参ります。

■ 佐藤伸哉氏 略歴


エクスペリエンスデザイナー。神戸芸術工科大学芸術工学部工業デザイン学科卒。 UXおよびデザイン戦略のスペシャリストとして、Web黎明期から大規模で複雑なサイト構築や企業のグローバル戦略の立案、プラットフォーム戦略、デジタルサービスのUX設計やプロダクト開発などのデザイン業務に20年以上携わっている。
株式会社シークレットラボ 代表取締役、HCD-Net認定 人間中心設計専門家、Google UX/UI Expert および Google認定デザインスプリントマスター。

■ Filament, Inc.について

株式会社フィラメントはオープンイノベーションデザインスタジオです。「共創の場をつくる」、「共創の場から生まれたものを育てる」をミッションとして、 主に大手企業を顧客とした共創人材の育成や共創ベースでの新規事業創出の支援をしています。
https://thefilament.jp/