事例概要

ZホールディングスはヤフーやLINE、ZOZO、アスクルといった大企業群を傘下にもつ巨大組織です。フィラメントCEO角は、そのZホールディングスの人材育成機関であるZアカデミアの認定講師でもあり、定期的に面白がり力強化プログラムを実施しています。

その目的は大きく2つ。1つ目は組織間連携力「横串力」の向上です。Zホールディングス傘下の企業には多くの優秀な社員がいますが、組織横断的なつながりをつくりにくい構造となっており、社員間の連携や協力体制のもととなるアンオフィシャルなリレーション、コミュニケーションのきっかけをつくることが面白がり力強化プログラムの定期開催の目的の一つです。

もう一つの目的は柔軟な発想力の強化です。Zホールディングスにはプロ意識の高い優秀な社員が多く在籍しています。しかし、プロ意識が強いということは「すぐ役に立つこと」にこだわるがゆえに「遊び」の部分が少なくなってしまうこともあります。言い換えると、柔軟な発想を生むための「心の余白」がなくなってしまうということ。組織の長期的成長のために必要な柔軟な発想力、視点の豊かさの涵養も当プログラムに期待されているところです。

成果

Zアカデミアにおいて面白がり力強化プログラムは高い評価を受けており、都度計測されるNPSでも毎回高い数値を獲得しています(平均でも50以上)。
その結果、Zアカデミアにおいて最も多く開講されているプログラムとなっています。

リピート参加する受講者も多く、参加者アンケートからも、「掛け合わせて新しいものを生むというのは聞いたことのある手法ですが、自分ではなかなかできていませんでしたが、ワークの中でサクサク進み、案がどんどん膨らんでいくというのは、とても楽しく、気持ちがポジティブになる時間でした。」といったポジティブな感想を多数頂戴しています。

Zアカデミア学長の伊藤羊一さんからもコメントを頂戴しています。

“僕が学長を務めるZアカデミアで、このワークショップを定期的に開催させていただいているのだが、なぜかというと、

この「面白がり力」がビジネスを企画し、実行するうえで最も大事な感性だからだ。

そしてこのワークショップは、リアリティがある。before-afterでの変化の差分が大きいのだ。マジで。

面白がり力は後天的に身につけられることを確信した。

一度、体感してみてほしい。渾身の力でオススメする。”

参加者の声・⽇頃の業務と全然違うことをぶっとび思考でやれたのがよかったです。終わったあとにやたら頭がスッキリしてました。なにかが解放されたような感覚。

・ワーク中⼼のセミナーでとっても⾯⽩く、時間が経つのが早かったです。久しぶりに初対⾯の⽅とお話しする機会は刺激的でした。⼈と話すのは楽しいな〜と改めて感じました。

・クレイジーにアイデアを上げるという事。普通は、コストや出来ない事を考えて出来る範囲の事を考えようとするが、そもそも今までやった事ない良い発想は、出来る出来ない以前に面白そう!から始まるのかも知れないと思った。

・ほめるつもりで人の話を聞くことが好奇心を育てるトレーニングになる。

・面白がり力は後天的なものだというより、子供のころにもっていたはずが、いつか忘れてしまっていたものを取り戻せるというものかもしれないと思いました。

・充分に意義あるものでした。私自身ベテランになり、どうしても考え方が硬直化したり、経験論に頼りがちになります。会社や立場が違う方と一緒にひとつのテーマに沿って、
ディスカッションをしたり、今回のような創作物を完成させるのは貴重な経験になります。

・ワークショップでは自分の持っている引き出しの少なさに気づきましたが、他の人の引き出しと組み合わせることで、自分一人では見つけられなかった面白さを発見することができました。
また、普段の仕事では考えないような空想話ですごく盛り上がり、いつも狭い範囲で話をしているんだということに気付かされました。

・同じ事象でもとらえ方によって大きく変化する、些細なことでも様々なことに興味をもち、一段深く掘り下げ、ポジティブにとらえていきたいと思います。

・掛け合わせて新しいものを生むというのは聞いたことのある手法ですが、自分ではなかなかできていませんでしたが、ワークの中でサクサク進み、案がどんどん膨らんでいくというのは、
とても楽しく、気持ちがポジティブになる時間でした。

・時間を区切ってパンパン回していくワークのスタイルが新鮮でした。議論の活性化やテンションの維持に効果的だと感じたので、どこかで応用してみたいと思います。

・インプットアウトプットを繰り返すことで想定していなった方向へ進めたので、これからは臆せずアウトプットしていこうと思いました。

・いつも「できそうか」「成功しそうか」を第一に考えていたが、固定観念にとらわれていては、フレッシュなアイディアは出てこないということに気づかされました。今後は、何事も面白がりながら想像力を働かせて考えることを大切にしていきたいと思います。

・雑談からの意見交換や現実に縛られない自由な発想というのは楽しかったです。そこから生まれてくる新しいものはありそうだと思いました。

・今回の講義を通して、物事をいい方に捉えて、とにかく褒めるということは、「好きになる」ということに繋がり、それが新しい考えや発見に繋がっていくということだと思いました。

・大人になると褒められることがなくなり、仕事でもプライベートでも自分から一歩引いてしまうことが多い中、なにか自慢できることからアイデアを出すというのは前向きで楽しいと感じました。
こういうアイデアの出し方もあるのだと気付かされました。