
大企業の新規事業創出、組織開発、人材育成を通じて、企業変革を伴走するフィラメント。多様な経歴を持つメンバーが集まり、それぞれの強みを活かしながらプロジェクトを推進しています。昨年9月にフィラメントにジョインした関博子さんも、その一員として新たな挑戦をスタートしました。入社から半年が経過した今、フィラメントでの働き方や社内の雰囲気について、率直な感想を聞いてみました。
(文/QUMZINE編集部・永井公成)

関博子
株式会社フィラメント
ビジネスアーキテクト・常勤新潟県長岡市出身。 東京工業大学大学院材料工学専攻修士課程修了。在学時に大学院合同プログラムに参加し中国清華大学へ留学。2015年より空調メーカーにて、生産技術及び設計開発職に従事し、熱交換器製造現場の改善活動から業務用空調機器の先行開発まで幅広い業務を経験。複数の部門・チームにおいて開発プロセスに関わってきたことから、チームビルディングや組織作り、人の能力の引き出し方に興味を持つようになる。強みである記憶と分析、直感にもとづき、物と物・人と物・人と人の調和への試みを日々実践中。2024年9月よりフィラメント常勤。柔道初段。
フィラメント入社まで
ーーフィラメントに入社したのが2024年9月なので、もう半年近くになりますね。まずは自己紹介と転職を考えたきっかけについて教えてください。
関:関博子と申します。2024年9月、ビジネスアーキテクトとしてフィラメントに入社しました。これまでは学部・大学院と材料系の分野を学んだ後、空調メーカーにて業務用空調機の生産技術職や開発職を経験してきました。その後、家庭の事情で関西から関東への転居が必要だったことから前職を退職していました。そして、当初難航していた娘の預け先の保育園が見つかったことから、就職活動を開始しました。自分が望む仕事環境について改めて考えたところ、第一子出産後だったこともあり、仕事と家庭の両立の観点からリモートワーク主体の仕事で、これまでの経験が活かせる仕事を探していました。
ーーその中で、なぜフィラメントを選んだのでしょうか?
関:リモートワーク主体の働き方で、直接的ではないものの前職の経験が活かせることに加え、CEOの角さんのお人柄に惹かれた点が大きかったです。前職在職中にフィラメントが主催するイベントに参加しており、その時から角さんのFacebookの投稿を見るようになりました。仕事に対するお考えや家族を大事にする姿などを拝見し、一方的に親近感を感じていました。また人を活かすことや組織作りについても関心があり、フィラメントの事業内容である新規事業創出支援や人材育成の支援にも興味を持っていました。様々なバックグラウンドを持った方が在籍されていたことも自分にとっていい刺激になると考えました。
ーー入社前に抱いていた期待や不安はありましたか?
関:前職をやめてから少しブランクがあったので、久しぶりに仕事ができる環境が得られ、様々な人に関わることができるのを楽しみにしていました。一方で、保育園に通い始めたばかりの娘が体調を崩したときの調整などうまく回せるかどうかについては不安がありましたが、入社当初から「調整やサポートが必要であれば遠慮なく言ってください」と声を掛けていただき、精神的な負担が軽くなりました。
フィラメントでの業務について
ーーフィラメント入社後に経験した業務の中で、特に印象に残っているものは何ですか?
関:クライアントのグループ会社3社が合同で行う合宿型アイデアソンの企画運営です。2日間で実施し、内容はアイデア創出からアイデアのブラッシュアップを経てピッチプレゼンをすることをゴールとしていました。様々なワークショップが組み合わされて成り立っていたので、それらが問題なく進行できるか心配する気持ちがありながらも、一緒に参加したフィラメントメンバーの方に色々アドバイスいただきながらアイデアソンを無事開催でき、参加者の方が充実した表情をされていたことが印象に残っています。
ーークライアント業務やワークショップ関連の業務について詳しく教えてください。
関:クライアント業務では、まずクライアントのご要望をヒアリングし、それに基づいて提案書や見積書を作成します。正式に依頼を受けた後は、日程調整を行い、ワークショップの投影資料や内容の擦り合わせを進めます。当日までに、クライアントの目的や要望、参加者の状況に合わせた投影資料を作成し、準備を整えます。ワークショップ当日は、物品の配置やタイムキープ、参加者からの質問対応などを行いながら進行をサポートします。また、進行が速すぎないか、参加者の様子を確認しつつ、他のメンバーと連携して適宜調整を行います。この業務を通じて、多様な視点を持つことの大切さを学びました。関わる人が多いからこそ、それぞれの考えに想像力を働かせることが重要だと感じています。特に魅力的なのは、社外のさまざまな方と関われる点です。同じワークショップでも、会社ごとに特徴があり、反応やアウトプットが異なるため、新たな発見があり面白さを感じています。ワークショップ実施後、お客様からは「研修で学んだ内容を業務に活かしたい」「これまでで一番有意義な研修だった」と喜んでいただくことがありました。フィラメントの研修は新規事業だけでなく既存事業にも役立つため、多くのお客様に満足していただいています。
仕事のやりがいと難しさ
ーー仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
関:ワークショップを通して様々な組織の方々と直接関われることが嬉しいですね。会社やそこで働く方のことを知れるので、自分の視野が広がります。また、参加者の方から「これまでにない新鮮な経験ができた」、「他の人にもおすすめしたい研修だった」という声をいただいた時にやりがいを感じます。
ーー逆に、難しさや課題を感じる点はありますか?それをどう乗り越えていますか?
関:関係者の認識を合わせることの難しさを感じます。関係者として、例えばワークショップ参加者の皆さん、クライアントの事務局メンバー、フィラメント側の事務局メンバー、メンタリングを担当いただく常勤・非常勤のメンターの方々が挙げられます。それぞれの目線を意識して、必要な情報の伝え漏れがないようにしたり、伝え方についても注意を払って受け取りやすい情報にすることがなかなかできずに苦労しています。ワークショップが終わった後にどういった行動ができただろうかと振り返ることで、次に似たような場面に出くわした時に活かせるように気をつけています。
会社の雰囲気や文化
ーー会社の雰囲気や社風について、入社前のイメージと比べてどう感じましたか?
関:入社前から自由で気さくな雰囲気を感じていました。入社後は自由で気さくな雰囲気に加えて、いろいろな物事に対する柔軟性や情熱を感じましたし、皆さん本当に自律的に働いている印象を受けました。
ーー上司や同僚のサポート体制について教えてください。
関:できることから業務を任せていただき、また経験が足りない部分は先輩のメンバーにフォローしてもらえる体制で業務を進めています。フィラメントはリモートワークが主体なので、相談はチャットで行ったり、オンライン会議で質問したりすることが多いですが、気さくに答えてくださいます。フィラメントの方々は本当になんでも面白がる姿勢や物事に対する鋭い視点を持っていて刺激を受けています。
ーー他の会社と比べて「ここが特徴的だ」と思う点はありますか?
関:フレンドリーでフラットな関係性が特徴だと思います。社内のコミュニケーションツールはSlackですが、すごく気さくなスタンプが使われていて、形式張らない雰囲気を感じています。また、社員の皆さんがお互いを尊重する姿勢を持っていて、物事に対する意見は立場関係なくフラットに受け止めてもらえる環境だと思います。
https://thefilament.jp/qumzine/8182
入社を検討している方へのメッセージ
ーーどんな人がこの会社に向いていると思いますか?
関:課題を見つけて主体的に取り組める人が向いていると思います。フィラメントではルールややり方がガチガチに決まっているわけではないので、「今必要なのはこういうことかな?」とか「こういうことをしたらより面白いかな?」と考えて物事に取り組めることが重要だと思います。
またなんでもチャレンジできる社風なので、裁量を持って仕事に取り組みたい人に向いていると思います。

フィラメントでは、関さんのように常勤で働く新しいメンバーを募集しています。
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https://thefilament.jp/recruit-facilitator
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