1. HOME
  2. 新規事業ノウハウ
  3. アイディエーション
  4. ビジネスモデルの基本は「価値交換」の成立

Know-How

新規事業ノウハウ

アイディエーション

ビジネスモデルの基本は「価値交換」の成立

企業の中で “特定の限定された役割” を果たしている人が考えるビジネスのアイデア。

その「ビジネスを考える精度」がイマイチなのはなぜなのか?

私たちフィラメントが多くの大企業の新規事業創出をサポートする中で、「もしかしたらこういうことではないか?」と気づいた仮説があります。

ビジネスモデルの基本となる考え方は「色々なものをつなげて考える」ということと、その際に「凹凸をあわせる」ということ。

ビジネスを作るというのは以下のような話に単純化できると思います。

①何かと何かをつなげる
②つなげる時には凹凸をあわせる
③その際には媒介物の交換がある

おそらく、ほとんどのビジネスモデルはこの3つのルールに当てはまるのではないでしょうか。

①何かと何かをつなげる

複数の人格(法人格含む)が登場人物となる、複数の人でなんらかの課題を解決するということ

②つなげる時には凹凸をあわせる

「凹凸を合わせる」というのは「需要と供給の合致」ということ

③その際には媒介物の交換がある

サービスやプロダクトを提供される場合に、その対価として何がしか別なものの受け渡しがあるということ

それこそがまさに「ビジネス」です。

少しだけややこしくなるのは、③の「媒介物」のパラメータが「お金」ではないパターンがあること。
その際の媒介物は「時間」かもしれないし「情報」かもしれないし「購買意欲」かもしれない。もしかすると「信頼」かもしれないですが、その媒介物が何もなければビジネスは生まれないものです。(ビジネスモデル図が成立しなくなるのですぐわかると思います)そして、その「媒介物の価値」がビジネスの成立性の確からしさに直結します。

「お金」なら万人に等しく価値があるのですぐビジネスになります。 でも例えば「情報」の場合、お金に比べると価値が薄くなりますし、それがどんな情報かによって価値を感じる人と価値を感じない人に分かれます。(例:個人データの場合、ある閾値を超える量が集まるとネットワーク効果により急激に価値が高まりますが、閾値を超えない限りは価値が出にくい 等)

そして、得られた媒介物をどこに持って行ったらより高い価値になるか、それを考えて実行するのがビジネスの本質です。(貿易などがまさにそれです)


概念説明だけではわかりにくいと思うので、具体的な例を挙げてみましょう。

例えば「テレビ」というビジネスは、

テレビ局(放送+コンテンツ制作)

スポンサー(広告費提供)

視聴者(視聴時間と購入意欲の提供)

という3者がそれぞれの価値を相互に交換することによって成り立っています。

この場合、「①テレビ局」のコンテンツ制作には莫大なコストがかかりますが、「放送」というツールによってこれまた莫大な人数に届けることによりCM視聴時間が莫大な数値に増え、その結果をスポンサーに還元することによってビジネスが成立しているわけです。その間に媒介物の交換が行われていますが、この交換が双方にとって有益である場合ビジネスが成立するわけです。

商売の原則が染みついている人にとってはごく当たり前の感覚なのかもしれませんが、世の中にはこういう風に考えていない人も結構いることが最近わかってきました。 特にビジネスの全体像に触れることなく日々の生活を営んでいる方は、こういう価値交換の原理原則をいろんな場面で忘れがちになったり、自分の提供する価値を客観的に評価できず、“成立しえない価値交換原則” を頭で描いて失敗する例が目立ちます。

そこでフィラメントが推奨しているのが「新聞を読むこと」です。 新聞を読んで自分たちの価値を客観視するとともに、今現在、そして近い将来の社会において「値上がりしそうな価値は何か」といったことにも目を配るべきであると考えます。

とくに意識して欲しいおすすめのやり方は、「情報」に対して関連する「言葉」を紐づけて覚えるトレーニングです。具体的には「新聞にマーカーをひきながら読む」という手法です。


こうすることで「どこにマーカーを引くべきなのか?」という判断が発生します。
そして、判断するという目的が生ずるために流し読みができなくなります。

流し読みしないということは「認知負荷」が継続的に発生しますし、マーカーを引く部分についてはとくに集中して頭の中に流し込むことになるため、ニューロン経路が強く形成されます。

これが「言葉と情報を紐づけて覚える」ということです。言葉と情報が紐づけて脳内に格納されると、その言葉を聞くだけで脳内の情報インデックスがレファレンス(参照)され、関連する情報を説明することができるようになります。

これを半年ぐらい続けると、脳内にちゃんと関連ワードのラベルが付いた情報群が形成されている状態になります。新聞の記事を読むだけで関連する情報が頭の中からどんどん引き出せるようになり、あとはその凹凸をあわせるだけでビジネスアイデアになります。

ビジネスモデルの基本となる考え方は「色々なものをつなげて考える」ということと、その際に「凹凸をあわせる」ということ。

みなさんもぜひ意識してやってみてくださいね。


フィラメントでは新規事業創出とそのプロセスを通じた人材開発や組織開発などを幅広くサポートしています。新規事業創出プログラムの事務局支援なども行っておりますので、ご興味のある企業や個人の方からのお問い合わせをお待ちしています!

関連記事