事例概要

外資系の大手CRM事業者からの依頼。この会社は、キャリア採用も盛んで、年間を通じて社員の出入りが多いものの、コロナ禍の中で、新入社員の業務もオンラインとなり、ほとんど出社できない中で入社後の十分なケアができていない。また、既存社員間のコミュニケーションも同様に希薄化が進行している。さらにオンラインワークが中心となった影響として、自由な発想が出せる機会やアイデア力を鍛える場が不足していることにも危惧を感じているとのことで、社内のコミュニケーションの活性化、新入社員を中心とした部門間リレーションの構築、アイディアを出すことに楽しさを感じてもらい業務内で再現可能なマインドをつくることを目的としてワークショップを実施した。

成果

50名の参加者が10チームに分かれ、3時間半に及ぶワークショップをオンラインで実施しました。コロナ禍に入社した“リアルでまだ出社したことのない社員”が約1/3を占めるという異例の状況でしたが、グループワークを通じて各メンバーのバックグラウンドや個性、強みが可視化されました。同時に「顔が見えるコミュニケーション」をとることによって、組織の課題でもある“横串力”の強化も実現しました。実施後のアンケートにおける評価は5段階評価で4.65に達し、『メンバーの普段見せないパーソナリティーが見えたところが良かった。普段使わない脳の一部をつかってぶっ飛んだアイデアをひねり出すところが良いトレーニングになりました。』など、ほとんどの方から肯定的なコメントをいただきました。